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スタイリングが苦手な方へ(メンズワックス編)

執筆者の写真: 海人 吉田海人 吉田

更新日:2020年5月8日

今回は、「スタイリングをしたいとは思うんだけど、なかなか思う通りにならない」という方のために、簡単なスタイリング方法について書いていきたいと思います。



前提として、今回はスタイリングのやり方がよくわからずに、結局あまりスタイリングしていない方へ向けてアドバイスしていきたいと思います。



毎日バッチリ決めていて、自分なりのやり方を構築できている方は、今のやり方が、大正解だと思います。


結局は、なりたいヘアスタイルになってしまえば、やり方なんてなんでもいいんです。


あくまで、面倒なことが嫌で、毎朝スタイリングに時間をかけるのが嫌、楽にカッコよくなりたい。という方をイメージして解説していきます。




ワックスは、ジェルや、グリースなどとは違い、浮遊感のある質感を出しやすいです。



艶感のあるものもありますが、基本的には、ジェルなどよりもドライな質感を出す時に使います。ボリュームも出しやすいです。



それでは、早速スタートします。



まず、朝起きたらまず、寝癖がボサボサだと思うので、髪の毛を濡らしましょう。


方法は、シャワーでも、スプレイヤーを使用してもO Kです。とりあえず、寝癖が取れるくらいに濡らしましょう。



(僕は、朝起きて真っ先に顔を洗うのと同時に、そのまま洗面台でぬるま湯をかぶり、ガッツリ濡らします。ここで寝癖をとらないとかえって面倒です。)



濡れた髪の毛をタオルである程度拭き取ったあと、普段通りに、朝食をとり、歯を磨いたりしてもらって、ある程度髪の毛が自然乾燥した後に、ドライヤーで乾かします。


本来であれば、頭皮、髪の毛のためには、濡らした後タオルドライの後すぐに乾かすのがベストです。


今回は、面倒なことが嫌いな方のために、ドライヤーの時間を少しでも短くするため、朝の貴重な時間を効率的に使うために、今回の流れを推奨しております。



ドライヤーで乾かし終わったら、ワックスを使用していきます。



ワックスを使うときは、4つの工程で進めていきます。


①ワックスを髪の毛に塗布する

②髪の毛を流したい方向に流す

③シルエットを整える

④質感調整



それでは、工程ごとに、解説していきます。



①ワックスを髪の毛に塗布する

まずは、ワックスを人差し指の第一関節くらいの量摂り、しっかり掌全体に馴染ませます。


この時に、掌に馴染んでいないと、ダマになってしまい、一箇所にワックスがまとまってついてしまうので、その日一日中、髪の毛に白い塊を付着させたまま生活することになります。


掌にしっかり馴染ませたら、髪の毛全体にワックスを塗布していきます。


この時に髪型は全く気にせずに、スーパサイヤ人のように、後ろも、横も、しっかり根元から手を入れて、上に上げていきます。


頭皮につくのはよくないので、頭皮から1センチほど浮かせたところから、ついてない髪の毛がないくらいに、しっかり塗布していきます。


髪の毛はボサボサになってしまいますが、お構いなしです。恐れずにガッツリいきましょう。



1つ気をつけて欲しいのが、前髪をおろす場合は、あまり前髪をベタベタな仕上がりにしたくないことが多いので、前髪には全く触らないようにしましょう。


前髪を上げるような、アップバングスタイル、オールバックなどの後ろに流すようなヘアスタイルの場合は、前髪もガッツリ塗布していきます。




髪の毛を流したい方向に流す

ワックスを塗布してしまったら、次は流れを作っていきます。


塗布し終わって、ボサボサになっている髪の毛を、流したい方向に流していきます。


手櫛で綺麗に流すというよりは、シャカシャカしながら流したい方向に毛を流していく感じです。


1度では流れないので、ある程度しっかり希望の方向に流れるように何度かシャカシャカしていきます。


流したい方向がよくわからない場合は、つむじを起点に放射状に方向付けをしていきましょう。




この時点でもまだ形は気にしなくて大丈夫です。シルエットがおかしくても気にせず、流れてくれればそれでOKです。



③シルエットを整える

次にシルエットを整えていきます。


僕の中では、特にメンズのヘアスタイルは、シルエット命だと思っているので、ここの工程が仕上がりにつながります。


正直、①、②の工程では、鏡を見なくてもできましたが、ここからは、しっかり鏡で確認しながらシルエットを作っていきます。


まずはトップ(頭の頂点)に一番高さを出します。そしてその横の頭の角になる部分を少し抑えます。


角にボリュームが出てしまうと、頭が四角に見えてしまうので、気をつけましょう。




サイド部分は、動きを出したいので、ボリュームは少しあった方がいいですが、サイドが膨らんでしまうと、横広に見えてしまって、トップが潰れて見えてしまうので、サイドのボリュームも抑えめにしましょう。

トップから顎にかけて、ひし形のシルエットをイメージしましょう。



④質感調整

最後に質感調整ですが、この工程は、あまり時間をかけずに、ぐちゃっとなっている所を解してあげる程度でいいかと思います。


夢中になって時間をかけてしまいますが、工程①、②のところで、自然にできてしまったハネた毛束などを生かして、無造作スタイルにしましょう。



何度もワックスを使用してスタイリングしていくと、この質感調整の工程が凄く磨かれていきます。



個人的には、かえってやりすぎて、「頑張ってる感」が出るヘアスタイルよりも、さっと仕上げた「無造作感」「こなれ感」の方が好きなので、質感の調節に時間はかけない方がいいと思いっています。




この後、ワックスが少しだけ残っている手で、前髪を整えて終了です。


崩れるのが心配な場合は、ヘアキープスプレーを使用するといいと思います。

うちにご来店いただいているお客様にもこのスタイリング方法をお伝えする機会があるんですが、

中には、


「スタイリングが苦手だったけど、このやり方を出かけるたびにしていたら、今ではワックスでのスタイリングは2分もかからなくなった」


というお客様からの声もありました。

完璧にやろうとせずに、「まあこれでいいだろう」くらいの感覚でやると続くかもしれませんね。

最後に、スタイリングが苦手な方のほとんどが「センスがないから」といいますが、

僕はスタイリングがうまくいかないのは、センスのせいではなく、ただやり方がまずいだけだと思います。


最初っからセンスが研ぎ澄まされている人もいるかもしれませんが、基本的には、やり方がしっかりしていて、実践してみて、回数重ねることで、だんだんコツが掴めてきますし、こだわりが出てきます。 なにも大変なことをして、時間をかけるのが、正しいスタイリングという訳ではありません。


むしろ短時間で済ませるべきだと思っています。 文字での説明で、わかりづらいとは思いますが、今回の解説で、スタイリングを諦めていた方が、出かける時に楽しんでスタイリングできるようになっていただけると嬉しく思います。

それではまた次回よろしくお願いします。




 
 
 

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